こんにちは!
一気に寒くなりましたね。うちの特別な日は、スペアリブのマーマレード煮とサムゲタンで温まります。子供が小さいころから食べてきたスペアリブ。時間がかかってしまうのが難点でした。
私がフルタイムでギリギリまで働いていた時に、圧力鍋を半額で買いました。スペアリブのレシピが載っていて、早速作ってみたら15分くらいで出来上がりました。革命でしたね。フライパンに移して汁気を飛ばして照りを出す仕上げをしました。肉は柔らかくなり、美味しかったです。
すごいな圧力鍋!働くママの味方です。
新聞のチラシに載っていた、大手損保のパート募集
3歳になったばかりの長男がお昼寝をしていた時、大手損保会社の新聞チラシを見つけました。こんなチラシで募集するのかと信じられませんでしたが、すぐに履歴書用の証明写真を撮りに行きました。履歴書には代理店資格があること、営業経験があることを書き、送りました。
後日、会社に20人ほどの女性が会議室で待ち、一人ひとり面接をしました。
代理店資格がある人はあなたしかいない
履歴書を見ながら面接官にそう言われました。ぜひ来てほしいと。来週からの勤務でよろしいですか?驚きましたが、即返事をしました。3歳の長男には、急に近所の幼稚園に預けました。事情のあるお子さんも預かってくれる太っ腹の園長に助けられました。制服などで10万円くらい飛びましたが「エイや!」と払って仕事に向かいました。
損害調査課の代表電話を受ける私
そこはまるで戦場でした。鳴りやまない事故報告。被害者や加害者からの電話を一生懸命受けました。社員さんたちはヘッドホンマイクでずっと電話をしていました。私は事故現場からかかってきた切羽詰まるお客さんからの電話を、安心してもらえるように落ち着いて対応しました。車両ナンバーで契約確認して状況を聞き、怪我はないか、図に書いて一時停止はなかったか、警察に届けたか。事故報告書の上から順番に聞いていきました。そして担当になる社員さんに報告し、社員さんから初動の連絡を行う、という流れでした。
損害調査課への抜擢
事故報告の頑張りが認められたのか、私は損害調査課でのアシストをすることになりました。
調査報告書と事故写真、見積書をマッチングする作業において、当時はデジカメが新しく、見積書と一緒にメールで受ける”画像伝送”という時短の方法がありました。パソコンがない修理工場には手書きの見積書と被害車両のナンバーを含めた写真を送ってもらい、調査報告書とマッチングして調査員(アジャスター)に渡す。事故日から1週間以内で修理工場に督促電話をかける。という毎日でした。最初は茨城県南の担当範囲でしたが、茨城県全体の担当として督促業務をしました。返信封筒に押す、「担当○○」の私のゴム印が作られました。
「検索くん」の発案
督促により見積書がたくさん届くようになり、処理件数が時間をオーバーしそうなので、何か良い方法はないかと考え、Excelでの検索機能を使い、見積書が届いているかいないか、担当アジャスターは誰かがひと目でわかる社内の検索システムを作りました。調査書にはナンバリングして、検索画面には、事故日・契約者・修理工場・担当者・見積書が届いたか未着かを、誰が見てもわかるようにデザインして、パソコンが得意なアジャスターに手伝ってもらいました。
25年前のExcelで「検索くん」は誕生しました。
交際より仕事がしたい!
実は手伝ってくれたアジャスターから、自分の携帯番号を書いたメモを投げられていたので、その度にシュレッダーしていました。今でいう、”不適切な関係”は、全く興味がなかったので、私はとにかく仕事がしたいから、「検索くん」の完成まで知恵を出していただきました。
今も稼働しているであろう「検索くん」
処理件数がExcelでは追い付かなくなり、Accessになりました。そのアジャスターがひと晩会社に残り仕上げてくれました。一緒に残るアジャスターが応援してくれて、無事にAccessでパワーアップした「検索くん」が完成しました。
「検索くん」により業務の滞りもなく、調査課にはゆっくりと時間が流れている雰囲気で、事故日から1週間以内の早期事故解決により、課長は社内で表彰され、毎朝の私の出欠確認(タイムカード)用の壁際のパソコン前に、ずらっと並べて貼っていた表彰状や感謝状。
後にスーパーで課長と奥様を見かけました。課長は懐かしい、また切ないお顔をしていました。
私から声をかけることはできずに、少し会釈して帰りました。あの頃のお顔が印象に残っています。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。
この仕事を辞めなければよかったと思う日もありました。
でも、この経験によりフルタイムで働く自信がついたので、判断は正しかったと思います。
皆様は会社でご活躍されています。どうぞご自分を信じて、その信念を貫いていただきたいと思います。お身体を大切にして、頑張ってください。ありがとうございます。

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